地球上では、わたしたちはすべての生き物との相互作用の中で生きています。古代の人たちはそのことをよく知っていて、身近な自然と接する中であらゆるものに敬意を払い、ひとつひとつの”いのち”を大切に取り扱ってきました。
自分や他人の”いのち”に敬意を払うのは当然のことですが、それができるようになるためには、より小さな”いのち”に対して敬意を払える”こころ”を育むことがとても大切です。
自然はわたしたちの”いのち”と”愛”の教科書であり、かつてはそれを身近な生活の中で教える立場に立つ人がいたはずでしたが、しかし、そうした生活体験から遠ざかってしまったわたしたちは、暴力、虐待、いじめ、誹謗中傷、環境破壊、戦争などといった”いのち”に対する敬意と愛情が失われたが故の課題を引き寄せてしまったと言えるのではないでしょうか。
”いのち”に対する敬意と愛情を取り戻すことは、困窮する現代に処するわたしたちの急務なのではないかと考えます。
ゆったりとした気持ちで自然の中に身を投じると”我に返る”体験をすることがあります。そしてまた、そうした心持ちで目線を下げていくと、そこにはたくさんの”いのち”が躍動しているのが見えてくるようになります。
小さな子どもたちにとってこれは当たり前のことです。何故なら彼らは、生まれた瞬間から小さな自然と対等な目線をもって過ごしているからです。
こうした体験は”いのち”に対する敬意を払うきっかけになり、さらに感覚(六感)が研ぎ澄まされていくのに比例して、自分自身を理解し”自分らしさ”を開花させるプロセスが動き出します。残念なことに現代の社会では、このプロセスが加速し定着する過程から遠ざけられています。だからこそわたしたちには自然に接する機会と、そこでの経験を加速させ定着させてくれる機会が必要なのです。
自然の中で小さな”いのち”に触れて下さい。「好奇心」を止めることなく広げて下さい。そして”自分らしさ”をたくさん呼び覚ましましょう!
母なる大地とともに”いのち”と”愛”の芽を育み、お互いに笑い合える、そういう地球を一緒に創り出していきましょう!地球・いのちの杜(TM) 主宰 園山阜稔 拝
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