
登山用語として、山の中で排泄することを”キジを撃つ”といいます。いわゆる”ウンチング・スタイル”が、キジ撃ちが銃を構えてキジを撃つときのスタイルに似ているということからこの名がついたそうです。
登山家の間では”正しいキジの撃ち方”なるものが存在していて、その理由もあります。他人と自然に対する思いやりから生まれた、山の中での作法です。
<撃つ場所>
・沢筋や水場から50m以上離れてする。
排泄物が直接、川や飲料水に流れ込むことを防ぐためです。
・稜線上では、下方に小屋がある側や水場となる沢筋がある斜面側は避ける。
斜面を流れ落ちた排泄物や地中に浸透した排泄物が短期間に飲料水に浸透するのを防ぎます。
・同じ場所または他人と同じ場所には撃たない。他人の踏み跡を避けて、人目につかないヤブで撃つ。キジが積み重なれば分解に時間が掛かりますし、第一、地上に露出して迷惑です・・
<撃ち方>
・両手でひっくり返せる石を見つけて、その窪みに撃つ。
石の下の昆虫や微生物が分解してくれます。
・適当な石がない場合は、10cm程の穴を掘ってそこに撃つ。
10cmも掘れば微生物がたくさんいます。
・用を足したらティッシュなどは袋に入れて持ち帰ります。
ティッシュを燃やす場合には火が完全に消えたことを確認してから埋めます。
<諸注意>
・ハエが集っているところ、小石が積まれているところ(ケルン)はキジが撃たれていると考えて間違いないので、その場所は避ける。
・地表に用を足して草などを被せただけでは分解されにくく、草が風に飛ばされて無残な姿をさらけ出すことになります。必ず石の下か土中に埋めてください。
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