
自然界の一部として、人が自然を極力傷つけることなく山や森の中で行動するためには、人が持っている自然界への影響力の強さをよく認識する必要があります。
人は火を自在に操ることができます。焚き火の炎や熱は、地面に住んでいる微生物の生命(いのち)を奪います。そしてまた、焚き火から飛び散る炎は、森の地面を覆いつくしている乾燥した葉っぱに燃え移ります。
やむを得ず焚き火をする場合には直火をせずに焚き火台を利用したり、ナチュラルストーブなどのようなものを水で濡らした薪の上に置いて使用するなどの方法が考えられます。つまり、自然に対してできる限り少ないインパクトで済ませるように配慮するという考え方です。
「必要以上の焚き火はしない」という意識を持っていることも必要ではないかと思います。
ロープなどを張る場合には、木に直接ロープを巻きつけると木の肌が傷ついてしまいます。このことを少しでも防ぐためには、ロープを巻きつける位置にタオルを巻くことをお薦めします。
幕営をする場合、何度も同じ場所を行ったり来たりしがちになりますが、できる限り同じ場所を通らないようにするほうが、人が踏み込んだ後の植生の再生が早いようです。
また、イノシシや鹿などの獣道(けものみち)には極力入り込まないように心掛けましょう!
さらに、石の下で暮らしている微生物や虫たちがいるので、石などは必要最低限移動させるだけに留めることも大切なことです。
上に挙げた例はごくわずかですが、自然への影響をできる限り最小限に留めるように配慮すること。それがローインパクトです。
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